

ブルーフォートレス vol.4
2026.2.17(火) 先日、第4回目となるカウンセリング事例検討会「ブルーフォートレス」が開催されました。 今回は、福祉施設でカウンセラーとして活躍されているOさんの事例を軸に、皆で深く対話を重ねました。 フランスの格言に、「喉が渇いていないロバに水を飲ませることはできない」という言葉があります。 カウンセリングの世界でも、本人ではなく周囲の強い希望で連れてこられた方の相談(非自発的な相談)は、非常に難しいのが現実です。 しかし、今回の事例のRさんは違いました。 周囲からの依頼で始まったにもかかわらず、4ヶ月足らずの間に6回もの面談を重ねていたのです。 これにまず私は驚きました。 心の扉を開いたインテークの丁寧さ なぜ、Rさんはこれほどまでに心を開いたのでしょう。 その鍵は、最初のインテーク面談(初回受理面接)にあったと私は推察します。 インテーク(Intake) とは、相談者の悩みや背景を聞き取り、最適なサポート方針を判断する「入り口」の面談のことです。 Oさんはここで、目的や守秘義務の説明だけでなく、Rさんを「一人の人間」としてまるごと受
2月17日


ブルーフォートレス vol.3
2026.2.16(月) 昨年12月、第3回「ブルーフォートレス(カウンセリング事例検討会)」が開催されました。 今回のテーマは、カウンセラーMさんによる 「カウンセリングは時に奇跡を起こす」 。 ある男性Aさんとの事例を通じ、心の深い変容について学びました。 外側の問題か、それとも内側の声か 当初、Aさんが抱えていた悩みは、一見するとご本人の落ち度ではなく、置かれた環境や周囲といった「外側」に原因があるように思えました。 しかし、担当したMさんは、言葉の裏側にある「Aさん自身も気づいていない何か」を感じ取ります。 そこでMさんが取り入れたのが「絵画療法」でした。 「絵」が語り出した、心の奥の痛み Aさんが描いた絵を読み解くと、そこには意外な背景が浮かび上がりました。 威圧的だった父親 口やかましい母親 その中で「どう振る舞えばいいかわからなかった」自分 絵を通じて対話を重ねることで、不調の根源にある4つの原因が浮き彫りになっていきました。 まさに、自分も他人も気づいていない領域「ジョハリの窓」でいう『未知の窓』に、絵画療法が光を当てた瞬間だと思
2月17日


チョコレートに癒されて
2026.2.14(土) カウンセリングルームによく来てくださる方が、誰かから頂いたお菓子をお裾分けで持ってきてくださいました。 それは、ゲランドの塩を使った「ニプシュガー」というお菓子で、美味しくて忘れられない味でした。 説明書きには、 「ニプシュガーは、カカオ豆を発酵・焙煎し砕いた後、やさしい甘さのきび砂糖でコーティングしたものです。」とありました。 原材料は「カカオ豆・砂糖・食塩」だけ。 あまりにも美味しかったので、お店の名前を教えて欲しいとお願いをしました。 静岡市にある「CACAO BRAVO!」というお店だと知りました。 最近、いろいろなことがあり、疲れていました。 14日がバレンターンデーだとふと気づき、気分転換になればと、そのお店に行くことにしました。 バイパスを降りて、主要道路から狭い道路に入り、普通の住宅街の中にひっそりとそのお店が見えてきました。 チョコレートの専門店でした。 お店に入るとカカオのいい香りがしました。 お店兼カフェになっていたので、席につき、ホットチョコレートを注文しました。 濃厚なチョコレートにスパイスが少
2月14日


ありふれた言葉でも
2026.2.13(金) 「もののけ姫はこうして生まれた」という、NHKで以前放映されたドキュメンタリーを観てみました。 きっかけは、ある作家さんの「行き詰まった時にこれを観ると勇気が湧きます」という言葉を聞いたことでした。 宮崎駿シリーズのアニメには、タイトルの隣にキャッチコピーがあります。 「となりのトトロ」 なら、 「このへんな生きものはまだ日本にいるのです。たぶん。」 だし、 「魔女の宅急便」 なら、 「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」 だし、 「紅の豚」 なら、 「カッコイイとは、こういうことさ。」・・・ などなど。 糸井重里さんが映画を視聴して提案したものが、ほぼ一発で採用されてきたそうです。 ところが、「もののけ姫」だけは、何度考えて提案しても宮崎駿さんのOKがもらえず、およそ 50回目で初めて決まったのだそうです。 ボツになったものには、 「おそろしいか。愛しいか。」 「おまえには、オレがいる。」 「惚れたぞ。」 「ひたむきとけなげのスペクタル。」 「だいじなものは、ありますか。」 「昔々は、今の今。」 「おまえは、ま
2月13日


5段階
2026.2.13(金) ❶無関心 (Indifference) 最初は、誰もあなたの活動を気に留めません。 「どうせ何も変わらない」「放っておけ」 と、存在すら無視される段階です。 ❷嘲笑 (Ridicule) 運動が少しずつ目立ち始めると、周囲はそれをバカにし始めます。 「あんなやり方で勝てるわけがない」「滑稽だ」 と笑われる段階です。 ❸罵倒・非難 (Abuse) 嘲笑しても運動が止まらないと分かると、相手は不安になり、激しく攻撃・非難し始めます。 人格否定や悪口が浴びせられる段階です。 ❹弾圧 (Repression) 言葉の攻撃でも止まらない場合、権力側は力(暴力や投獄、法的制限)を使って力ずくで抑え込もうとします。 ここが最も苦しく、運動の真価が問われる正念場です。 ❺勝利・尊敬 (Victory / Respect) 弾圧に耐え抜き、非暴力を貫き通したとき、相手はついに屈服するか、あるいはあなたの正しさを認めざるを得なくなります。 そして、運動は社会的な承認(尊敬)を得て、勝利に終わります。 これは、ガンジーが1921年の『ヤング・
2月12日

