ありふれた言葉でも
- 18 時間前
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2026.2.13(金)
「もののけ姫はこうして生まれた」という、NHKで以前放映されたドキュメンタリーのDVDを、取り寄せて観てみました。
きっかけは、ある作家さんの「行き詰まった時にこれを観ると勇気が湧きます」という言葉を聞いたことでした。
宮崎駿シリーズのアニメには、タイトルの隣にキャッチコピーがあります。
「となりのトトロ」なら、「このへんな生きものはまだ日本にいるのです。たぶん。」だし、
「魔女の宅急便」なら、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」だし、
「紅の豚」なら、「カッコイイとは、こういうことさ。」・・・などなど。
糸井重里さんが映画を視聴して提案したものが、ほぼ一発で採用されてきたそうです。
ところが、「もののけ姫」だけは、何度考えて提案しても宮崎駿さんのOKがもらえず、およそ 50回目で初めて決まったのだそうです。
ボツになったものには、
「おそろしいか。愛しいか。」
「おまえには、オレがいる。」
「惚れたぞ。」
「ひたむきとけなげのスペクタル。」
「だいじなものは、ありますか。」
「昔々は、今の今。」
「おまえは、まぶしい。」
「死ぬのと、生きるの、どっちが好きだ。」
「死ぬな。」
など・・・。
そして最終的に決定したものが
「生きろ。」
だと知りました。
何回もボツになって、繰り返し物語を観て、死ぬ思いで絞り出したものが「生きろ。」とは!?
しかし、その作家さんが言ったのは、こうでした。
絞り出した言葉なら、たとえ他人から質問されてもつっこまれても批判されても、跳ね飛ばしていけるし、説明ができるようになる。
そして自分の言葉に責任を持てるようになってくる。
だから何度も絞り出していくことが大切で、そうやって絞り出した言葉が、たとえありふれた言葉であっても、だんだん生き生きと現実社会の中で脈打ってくる・・・と。
「言葉」は、その言葉を使う人の生き方によって、意味が変わっていくのかもしれない・・・・。
だとしたら、「ありふれた言葉」でも、自分の生き方で「生きた言葉」にしていけたらな、と思いました。



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