ブルーフォートレス vol.3
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更新日:20 時間前
2026.2.16(月)
昨年12月、第3回「ブルーフォートレス(カウンセリング事例検討会)」が開催されました。
今回のテーマは、カウンセラーMさんによる「カウンセリングは時に奇跡を起こす」。
ある男性Aさんとの事例を通じ、心の深い変容について学びました。
外側の問題か、それとも内側の声か
当初、Aさんが抱えていた悩みは、一見するとご本人の落ち度ではなく、置かれた環境や周囲といった「外側」に原因があるように思えました。
しかし、担当したMさんは、言葉の裏側にある「Aさん自身も気づいていない何か」を感じ取ります。
そこでMさんが取り入れたのが「絵画療法」でした。
「絵」が語り出した、心の奥の痛み
Aさんが描いた絵を読み解くと、そこには意外な背景が浮かび上がりました。
威圧的だった父親
口やかましい母親
その中で「どう振る舞えばいいかわからなかった」自分
絵を通じて対話を重ねることで、不調の根源にある4つの原因が浮き彫りになっていきました。
まさに、自分も他人も気づいていない領域「ジョハリの窓」でいう『未知の窓』に、絵画療法が光を当てた瞬間だと思いました。

過去を「過去」にするためのワーク
抽出された4つの原因を解放するために選ばれた手法は、ゲシュタルト療法のオーソドックスな技法「エンプティ・チェア(空の椅子)」でした。
目の前の空の椅子に、特定の相手が座っていると見立てて対話するこのワーク。
Aさんは心に溜め込んでいた長年のストレスを言葉にし、解き放つことができました。
結果、「現在を侵食していた過去」が、ようやく「過ぎ去った過去」へと変わったのでした。
ワークを終えたAさんからは、今を生きるための前向きな活力が溢れていたことを感じました。
手法を超えた「信頼の力」
Mさんは「使ったのはどれも基本の手法です」と謙遜されていましたが、検討会に参加した私は、奇跡を起こしたのは、手法だけではなく、「何を話しても大丈夫」という圧倒的な安心感と、クライエントを信じ抜くMさんの姿勢。
その強固な信頼関係があったからこそ、オーソドックスな手法が最大限の威力を発揮したのだと感じました。
わずか3回のカウンセリングで終結したという事実に、参加したカウンセラー一同、深い驚きと感動を覚えました。
Mさん、素晴らしい事例の共有をありがとうございました。



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