

すみれちゃん
2025.12.9(火) 私が保育園に通っている頃の記憶なので、おそらく4歳頃の話です。 私の髪の毛はいつも母が適当に短く切っていましたし、服は兄のお下がりを着ていたし、背も高かったし、わんぱくだったので、見た目は男の子のようだったと思います。 名前の「のりよ」も、よく「のりお」と聞き間違えられました。 新しく友達になった子に、「ずっと男の子だと思っていた」と言われたこともありました。 そんな私も、やっぱり内面は女の子だったのでしょう。 女の子が主人公のアニメが好きでした。 当時、私は「魔法使いサリー」というアニメを見ていました。 年代がバレてしまいますね🤭 登場人物にとても好きな人物「すみれちゃん」がいました。 ロングヘアがよく似合い、記憶ではブルーか緑の洋服を着ていました。 いつも落ち着いていて、優しくて、どんな困った問題が起きても、サリーちゃんの力や仲間を信じている・・・。 可愛らしいのに芯の強そうな女の子・・・に私の小さなハートがズキューンと射抜かれました。 憧れが強すぎて、私は「すみれちゃん」になりたいと思いました。...
5 日前


秋の野草塾
2025.11.17(月) 先日、アディムクティ主催での「秋の野草塾」を開催しました。 講師には前回同様、海野ちえ子さんをお迎えしました。 アディムクティの事務所から徒歩1分ほどのところに「コスモス畑」があり、この時期になると見頃を迎えます。 ここでは、住民の有志のグループ「殿コスモスを咲かせてみよう会」が、休耕田に種をまきコスモスを栽培しているそうです。 今年も、約3万平方メートルに植えられた赤やピンクや白の可憐な花が一面に・・・。 300円支払えば、コスモス摘みもでき、持ち帰ることができる期間があります。 その短い期間に「秋の野草塾」の日がぶつかりました。意図していなかったので、ラッキーだと思いました。 事務所を出て、コスモス畑の脇の道をみんなでゆっくり歩きました。 風も穏やかでお散歩日和です。 私の肩の高さくらい伸びたコスモスの中から、顔は見えないのですが、小さな3人くらいの女の子の声が聴こえてきました。 話している内容は分かりませんでしたが、とりとめのないことを誰かが言うだけで、笑いが止まらないようでした。 子どもが笑いすぎて息を吸う時に
11月17日


ブルーフォートレス vol.2
2025.11.3(月) 先日、第二回目のブルーフォートレス(カウンセリング事例検討会)がありました。 事例報告者は成田けんやさんで、テーマは「アダルト・チャイルド」でした。 交流分析の理論を、成田さんご自身の生きづらさを乗り越えていくためのものとして、そしてフリースクールや塾の現場でティーンエイジャーと関わる実践を通して、血肉化されたものだと思いました。 人として言ってはいけない言葉を、ティーンエイジャーからストレートに浴びることがあるそうです。 しかし、そんな時はしっかり誠実に叱るように心がけているようです。 「自分の気分で叱ることはしたくない。」 それは成田さん自身が、親からの叱られ方を反面教師として、自身に課した決意であり答えでもあるようです。 ひどい言葉を発する子どもに対して、大人が「子どもの言うことだから仕方がない」と片付けてしまえば、それは子どもの本来持っている力を矮小化してしまうことに通じる・・・と思うから、成田さんは諦めない。 辛い家庭環境に育ち、学生時代にいじめを受けた成田さんにとって、人を「叱る」とはどういうことなのか、改め
11月3日


一緒に成長20
2025.10.23(木) このブログは、ある相談者様とのカウンセリングで私が思ったことを書きたいと思います。 その相談者様のZさんには了承をいただいております。 Zさんは解離性人格障害からくる鬱症状で苦しんでおられ、3年前からカウンセリングに通っていらっしゃいます。 先日は21回目のカウンセリングでした。 Zさんは4人きょうだいの長女として生まれ、幼少期から両親から理不尽な扱いを受けてこられました。 お父様は、Zさんに対して、ある時はとても優しい態度で、そしてある時は厳しく暴力的な態度で接してきました。 お母様は、そんなお父様からZさんを守ることをせずに、見てみぬふりをしたり、時にはZさんには理解できない歪んだ価値観を押し付けてきたりしました。 Zさんは家の中で心から安心して暮らすことができず、度重なる混乱やストレスやダメージを受け、自分が保てなくなり、とうとうたくさんの人格が次々と形成されていきました。 遡って思い出すと、すでに物心がついた頃には他の人格が現れていたと言います。 今までカウンセリングを繰り返し、一緒に考えたり、こうしてみたらど
10月23日


読書ノート44
「好き」を言語化する技術 三宅 香帆 著 2025.9.24(水)...
9月24日





