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Unlearn Ⅳ

  • アディムクティ
  • 5月30日
  • 読了時間: 5分

                                                              2025.5.30(金)


Unlearn(アンラーン)とは、これまでに学習してきた知識や価値観を意図的に手放し、新たな学びを促すことです。


具体的には、従来の仕事のやり方を見直し、新しい技術や思考方法を積極的に取り入れることや、

自分がこれまで当たり前だと思っていたことを疑ってみることなど・・・のことです。


今年の私の在り方の目標でもあります。


日常生活の中に滑り込んでいる「思い込み」を、まずは外してみようと心掛けています。



先日、隣の島田市に行ってきました。


用事を済ませた時、「ああ、疲れたなー、ちょっと休みたいなー。」と思って、近くにあるファストフード店に立ち寄りました。


少しお腹が空いていたものの、ハンバーガーを食べたいほどの勢いはなく、メニューの写真を眺めていると、どら焼きのカステラの部分ぐらいのサイズのホットケーキがあったので、それと飲み物とサラダを注文しました。


店員さん・・・「この組み合わせでしたら、ハッピーセットがお得ですよ。」


私・・・「じゃあ、そうしてください。」


店員さん・・・ 「ハッピーセットにはおまけがついていますので、この中からお選びください。」


おまけについてくるものは子供が好きそうな「おもちゃ」や「絵本」でした。


どれも欲しいと思えませんでした(笑)


もしもらってもゴミにしてしまいそうで、もったいないと思いました。


私・・・「いただかない・・・ということもできますか?」


店員さん・・・「これでしたら大人の方にもいいと思います。」(一冊の絵本を指さしながら)


その小さな絵本も、きっと読まないだろうなぁと思いました。


なので、勧めてくれる店員さんには悪いけれど、「結構です」と断ろうかと思いました。


その時の私の中には、こんな思い込みがあったと思います。


・こども向けのおもちゃや絵本は、私には必要ないし多分楽しめないだろう。

・ゴミにするくらいならもらわない方がいい


ホンの一瞬だったけど、私は「あっ、今こそUnlearnだ!」と思いました。


一度は受け取って、それを味わってみよう。

その上で次に同じ場面に遭遇したとき、どうするかを今日決めることとしよう!


私はその小さな絵本を受け取ることにしました。


ハッピーセットと絵本を乗せたトレーを持ってテーブル席につきました。


飲み物を飲みながらホットケーキを食べて、スケジュール手帳を見たり、スマフォを見たりしてしばらくゆっくりしているうちに、絵本の存在を忘れていました。


さあ、帰ろうと思った時に、ようやく絵本に意識が向きました。


「そうだった、これを読んでみようとさっき思ったんだった!」


そして1ページ目をめくったら、私はすっかりそのかわいさと面白さにハマってしまい、そこからはいつにない集中力で1冊丸ごと読み込んでしまいました。


次の日から、その絵本を愛でるようにカバンの中に大切に入れ、持ち歩くようになりました。


友達や知人に会うたびに、「ねえねえ、こんな面白い絵本があるんだよ」と言って見せると、友達もクスッと笑ってくれます。


すっかり絵本と仲良しになってしまいました。


同じ5月の出来事です。


ある日、蓮華寺池公園のとんがりぼう(お店)に、野草茶を買いに行きました。


これはアディムクティのワークショップで開催した「野草塾」の先生が自分で摘んだ野草を干して4種類以上をブレンドして作るものです。


野草茶を無事ゲットできて、さあ帰ろうと駐車場に向かうとき、すぐそばの郷土博物館・文学館の壁に、今開催中の展示の案内が出ていました。


そこには「鈴木のりたけのしごとば展」とありました。


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どこかで見たことある名前だな〜とぼんやり眺めていたらハッとしました。


私はドキドキしながらカバンの中の絵本を探し出しました。


「やっぱりそうだ!!」


ハッピーセットでもらった絵本の作家さんと同じだったのです。


こんな偶然ある〜!?と思い、足はどんどん博物館の方に向かっています。


チケットを買って入っている自分がいました。


そこには絵本で垣間見た「かわいさ」と「面白さ」のエッセンスに加えて、壮大な作家さんの創造的な世界が展開されていたのです。


「私もこれに近いことを子どものころに発想していたことがあった!」という共感もあり、時間の経つのも忘れてその世界に包まれてしまいました。



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「しごとば」という展示の他に、私がハッピーセットでいただいた「大ピンチずかん」の絵も展示されておりました。



この「大ピンチずかん」シリーズは、ここ3年間で、累計250万部を超える勢いの大ヒットを記録していることも知りました。



小学館の中では、2025年上半期ベストセラー総合第一位を獲得していることも知りました。


(コナン君も超えてしまったのかー!!)



また、鈴木のりたけさんは静岡県浜松市の人だということも知ってとても嬉しくなりました。




重ねて驚いたことに・・・・

帰りにスーパーに寄ったところ、お菓子のコーナーでこんなパッケージのものを発見してしまいました🤭


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お菓子メーカーも頑張っているんだー😇


展示を見て、とても気分が上がっていた私はまんまと勢いとノリで買い物かごに入れてしまいました。🤭




思い込みを外す練習を始めて5ヶ月が過ぎようとしています。


今までに出会えなかった人や情報や経験と、出会えるようになってきた気がする今日この頃です。

 
 
 

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