SNSとのつき合い方
- アディムクティ
- 7月14日
- 読了時間: 3分
更新日:7月15日
2025.7.14(月)
昨今では、選挙の投票先を決めるための情報媒体としてSNSを活用する人が増えています。
各政党や候補者も、リアルに勝敗を決しかねないこの媒体に力を入れているようです。
こんな時代になるとは、少し前の自分にとっては想像も及びませんでした。
「誤った情報に惑わされずに、どうやって自分の本当にほしい情報を得て、投票先を決めていくのですか?」
とのテレビ番組の街頭インタビューに若い女性がこう答えていました。
あるSNSは、自分が何かを検索すると、それに関連した情報ばかりが上がってくるようになっている。
それだと、得る情報に偏よりが出てしまう。
だから、そのような関連づけが為されないSNSをまず活用して情報を広く得る。
そうした中で、これが気になる!とか、自分の考え方に近い!などピンとくるものが見つかる。
そうしたら、今度はその政党やら候補者について、
関連づけて情報が上がってくる方のSNSに切り替えて情報を得る
といった内容のことを言っていました。
この女性の「それだと情報に偏りが出てしまう」と気づく感覚に鋭敏なものを感じましたし、二段構えで情報を求めていくやり方を独自に編み出していることに頼もしさを感じました。
私もSNSを活用する時に、やっていることがあります。
それは気が済むまでSNSを観た後に、目を閉じるようにしていることです。
目を閉じて、情報そのものではなくて、配信した人の心のありように私の心を向けていきます。
「面白い!」と最初はざっくりしていた感覚も、少しずつ細分化されていくのが分かります。
でも・・・
「なんか嫌だな」
「なんか怖いな」
「ちょっと違和感があるな」
など・・・。
少しだけ、何かが、私の注意を引きたがってきます。
そのモヤモヤした感じがどこからくるのか分かりませんが、モヤモヤの源となっていそうなキーワードを頼りに、
時にはAIも活用してみます。
AIは感情が入っていない分、情報収集に関してはスッキリしてきます。
話を元に戻しますが、SNSの発信者の心のありように自分の心を向けていくと、人間と向き合うことと同じような感じもしてきます。
そうすると、自分と相手の間に健康的な境界線が引けるかどうかが重要になってきます。
ゲシュタルト療法を教えてくれた岡田法悦さんは、境界線が健全に働かなくなってしまう理由を5つ述べています。
取入れ(イントロジェクション) 吟味せずに丸ごと受け入れてしまうこと。
投射(プロジェクション) 他者のものだと見なして外に押し出すこと。
融合(コンフルエンス) 境界線が曖昧になり、溶け合ってしまうこと。
偏向(デフレクション) 意識的に注意をそらす、かわすこと。
反転(レトロフレクション) 自分自身に向けてしまうこと。
SNSを観すぎて疲れてしまったらちょっと休憩☕️
どこからどこまでが事実で、どこからが配信者の考え方で、どこから先が私の感じた世界なのか、境界線を引く・・・その時に5つの物差しを役立てるようにしています。



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