AIから離れて、痛みへ
- 7月13日
- 読了時間: 3分
更新日:7月14日
2026.7.13(月)
ある人からの要望を断ることになりました。
所望された時はとても嬉しかったのですが、断らなければならない正当な理由があったからです。
相手のことが大切で大好きだから、どうしても不快にさせたくない気持ちが強く、どう返事をしたら良いか悩みました。
そこでAIに「あなたからの要望がとても嬉しかった、という気持ちが伝わるように・・・そして不快な気持ちにさせないように作って欲しい」と要求しました。
AIは、ものの数秒でとても上手に文章を作ってくれました。
私はAIに感心して、そして安心して、相手にそのメッセージを送りました。
その後しばらくして、相手から返信がありました。
「優しい心遣いをありがとう」
「大丈夫です」
「またの機会に・・・」
文面の中に、優しさ、柔らかさ、スマートさ、洗練、完璧・・・などを感じました。
相手もまた、私と同じようにAIを使ってこの文面を作ったのではないか?と私は思いました。
自分が送った時の気持ちと、受け取った時の気持ちを味わってみました。
送った時には、
「これなら相手を不快にさせずに、そしてとても嬉しかった気持ちが伝わるから良かった・・・安心だ・・・さすがAIだな・・・」という気持ちでした。
でも受け取った時には、
「気を使わせてしまうような人間関係だったのだろうか・・・」というちょっとした寂しさ、
「私に否定されたような気持ちにさせたのではないか・・?」という心配、
「大人の対応をするべきという負荷がかかり、自分を我慢させたのでは?」という憶測などが私の中から湧いてきました。
自分のことは棚に上げて😱
自分からのメッセージ文を考えるとき、AIに安易に委ねてしまった
ーーーその「心のなさ」を、相手に伝えてしまったのではないか・・・。
そんな罪の意識が、まるでブーメランのように自分に跳ね返ってきました。
どうして自分がしたことと同じことを相手がしているだけかもしれないのに、こんなに妙な気持ちが湧いてくるのだろうか。
そしてモヤモヤしてきました。
たった一度のメッセージの往復。
それなのに、このモヤモヤが消えない。
ATMの画面に表示されてくる「ありがとうございました」の文字を見た瞬間も、
自動販売機に「ありがとうございました」と音声で返された瞬間も、
本当は0.1%くらいだけど、気持ち悪いと感じていた自分に気づきました。
便利でスマートで賢いAIからちょっとだけ離れたい。
たとえ痛みでもいい。
温度を感じたい!
今、とりかかれることは何?
そうだ、人に送るメッセージを、時間をかけてつくることからやってみよう!
時間がとてもかかる・・・という痛み、
適切な言葉を考えて脳が疲労を起こす・・・という痛み、
もしかしたら相手に誤解を与えてしまうかもしれないという痛み、
誤字脱字や、表現の稚拙さが相手に伝わり、自分が恥をかくかもしれない・・・という痛み、
それらを味わいつつ、じっと向き合い耐えながら、心を込めてメッセージを書いてみようと思う。



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