2024.7.11(木)
5月に開催予定だったワークショップ「好きなことをやれ!!」が、諸事情で6月に延期となりました。
講師は金融技術コンサルタントの市川智洋さん。
友人に紹介されて、初めて市川さんにお会いしたのはおそらく9年前ごろ。
すでにその頃から金融関係のコンサルティングのような仕事をしていました。
会話しての印象・・・「普通、そのぐらいの年齢の人ならこう考えるだろう」というこちらの概念を全て裏切られた感じでした。
私の側からの「どんな人も、そんなこと言ったら困るよね。」と思われるような話題についても、私自身が全く臆することなく話せたことは、今思えば不思議です。
たとえていうと、ぬか床に手を入れても、全く底に届かない(たとえがかえってわかりづらかったりして😅)感じで、この人の拒否反応に触れる線って何だろうか、と思いました。
多分今も謎のままです。
私の尊敬する心理学者カールロジャーズの言葉にこのようなものがあります。
「カウンセラーは、クライアントの力や可能性を心から信頼すればするほど、ますますその力を見出す」
市川さんは元々、相手を信頼する力を持っていたような気がしました。
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ワークショップでは、子供の頃から現在に至るまでのプロセスを駆け足で話していただきました。
父親がベアリングをバラしたものを彼に与えたそうで、それを積み木遊びをするかのように、組み立てたりバラしたりすることが幼少期の好きな遊びだったそうです。
そして普通高校に進むも、どうしても工学を学びたい一心で、偏差値レベルの高い工業高等専門学校に入りなおしています。
バイクが好きすぎて、一旦はバイクに乗って配達をする仕事につきますが、そのぶっ飛んだキャラクターが出会いを引き寄せたのか、数々の面白い人から影響を受け、34歳で「さまざまな可能性を支援する」会社を起業します。
経済の流れを広く深く勉強しながら、彼はアフリカに熱視線を送るようになります。
その理由についてもわかりやすく展開してくれました。
面白かったのは、その国の経済の発展と、人口増加との間の関係性について。
確かに、日本も中国も人口が増加する時代に経済は上昇し、人口増加が止まり、下がっていくことに比例して経済は下降していきました。
彼にとって、アフリカはこれから経済が大発展する可能性を秘めた大陸だということで、何度もアフリカに渡っては、さまざまな角度からの支援をしています。
今はまだ、市川さんの蒔いた「社会貢献」という種は発芽したばかりかもしれません。
しかし、未来には、花が咲き実がなり輪が広がっていくに違いありません。
そんなことを想像してワクワクしてきました。
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好きなことをやれ!!のワークショップの回を重ねるごとに、好きなことを仕事にしている人には共通点があるような気がします。
苦労:楽しさ=9:1
1のためにどれだけ多くの苦労があるのか、という量の比と・・・
苦労:楽しさ=0:10
という心の中の充実感の比。
1の中に9がある。9が1の中に含まれていく。それほどの至福の1。
そんな気がしました。
講師の市川さん、参加者様、ありがとうございました。
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