2024.9.23(月)
大地震で被害を受けたばかりの能登半島で、大雨による水害により死者まで出たことをニュースで見ました。
震災でダメージを受けた後、やっと前向きになって、よし頑張ろう!と、立ち上がったばかりの人もいたことでしょう。
「神も仏もないと思った」と、能登で被害に遭われたカメラマンが吐露した瞬間、涙がこぼれました。
自分もこの状況に置かれたら、同じように絶望してしまうことでしょう。
しばらく体が重くなりました。
次のニュースに移っても、しばらくは自分の心が能登に置いたままでした。
こんなに苦しいのに、私にできることは何もないと思えて悔しくなりました。
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自分が被災した側だったら?
想像を働かせてみました。
周りから、可哀想だと涙を流して心配されたり同情されたりすることを望むだろうか。
答えはNo!!
同情は嫌だけど、心はずっとそばにいて、同じ苦しみを体験してくれたら心強い。
「怖いよね、不安だよね、悔しいよね。私も同じだよ。」
「必ずどんな困難も一緒に乗り越えて行こうね」
「一緒なら絶対大丈夫だよ」
そんな風に、そばで言い続けてくれたら目の前の現実は変わらなくても、心の中に少しだけ安心が生まれてくると思いました。
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最近の私は、
やらなければならないことがあるのにやる気がわかず、逃げまくっていました。
でも私は決断をしました。
逃げていたこの課題に向き合うということです。
そして、これを乗り越えようとする渦中で起きる全ての感情を、能登の人たちと一緒に体験しようと決めました。
「私が1日でできる歩みはこの程度?悲しい。」
「誰のために闘っているのか、わからなくなって虚しい。」
「どうして私だけがこんな目に遭わなきゃならないの?腹立たしいし、自分が可哀想になる。」
「世間は冷たい。誰もわかってくれないんだ。悔しい。」
「私を助けてくれる人がいない、寂しい。」
もっともっといろいろな感情を、今この瞬間から体験することになるでしょう。
その感情を体験するたびに、目を閉じて胸に手を当ててみる。
能登に生きる名前も知らない人のそばに、私のその心を持っていく。
「いつも一緒だよ。」
「一緒に頑張ろうね。」
とつぶやいてみる。
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形状記憶合金というものは、元の形に戻ろうとする金属です。
この性質を利用して、メガネのフレームにはそれが練り込まれているそうです。
金属でさえ、元に戻ろうとするんだ・・・。
人間にレジリエンス(回復)力がないわけがない、と私は信じます。
私は、私の目の前の課題に向き合って、乗り越えていこうと思います。
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