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ブルーフォートレス  vol.5

  • 6月9日
  • 読了時間: 2分

                                                               2026.6.9(火)


先日、第5回目となるカウンセリング事例研究会「ブルーフォートレス」を開催しました。


今回の担当はSさん。


Sさんはある本に大変感銘を受けられたようで、ワークショップが始まる前からその感動がこちらにも伝わってくるほどでした。


最近、本を読んでこれほど胸を熱くさせている人に出会う機会がめっきり減っていたため、その新鮮な興奮が私の中にも広がっていくようでした。


ワークショップでは、Sさんがその本の内容をまとめたレジュメを作成してくださり、参加者全員で意見や感想をシェアし合いました。


その本とは、精神科医・高橋和巳氏の著書『子は親を救うために「心の病」になる』です。


ワークショップを終えて、私もどうしても読みたくなり、すぐに購入しました。


本の中では、理論的な展開はもちろん、著者とクライアントとのセッションや、そこから得られた詳細な気づきが丁寧に綴られています。


著者の高橋氏は、20年近く勤めた病院を辞め、街の小さなクリニックで診療を始められたそうです。


「病院での治療ともっとも変わったことは、薬物療法が『対症療法』として補助的なものになり、代わりにカウンセリング(精神療法・心理療法)が主役となったことである」


このようにカウンセリングに軸を置いた関わりを続けてきた著者は、最終的に次のように述べています。



「カウンセリングとは、その人の生き方とか、悩みを聞くのではなく、『存在』感を聞く、『存在』を確認するものである。(略)人と人とが向かい合って、この『存在』を確認し合う作業、それがカウンセリングの本質である、そう、私は患者さん(クライアント)から教えてもらった」

この言葉には、非常に深い重みを感じました。


素晴らしい本を紹介してくれたSさんには感謝しかありません。


読み終えた今、とても穏やかな気持ちであると同時に、「カウンセリングの原点に立ち返りたい」という強い思いが湧き起こっています。

 
 
 

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