2024.10.7(月)
9月の下旬に新型コロナに罹患しました。
熱などの目立った症状はすぐ引いていきました。
が、意外にも長引いてしまったのは倦怠感でした。
何もやる気が起きません。
すっかり秋めいて爽やかな青空も顔を出してきたのに私の気分はどんより。
「これがコロナというものなのか〜風邪とは確かに違うよな〜」としみじみ思いました。
友人が以前、
「自分で自分の気分って変えられるんだよ。
コツはね、今よりちょっと気分を上げること、
そしてそれをコツコツ積み上げることだよ。」
と話してくれたことをぼんやり思い出しました。
ある日、ちょっとだけでもいいから自分の気分をあげたい☝️と思いました。
自分の本能に直結していることで、それをしたらいいような気がしました。
まずは食欲を1mmでもいいからあげてみようと思い立ちました。
ある料理研究家の動画をみました。
その人の身につけている機能的なエプロン、すっきりした配色のキッチン、使いやすそうで豊富な料理道具、それらを見ているだけで気分がちょっと上がりました。
その料理研究家は画面に登場する時、
そでの方から鼻歌を歌いながら登場したり、
ぬいぐるみとお話ししたり、
ガスレンジを掃除して「チョコっと小掃除」と繰り返し言いながら「チョコ・・・チョコ・・・チョコレートケーキを作ってみよう」
みたいな駄洒落を言いながらスタートします。
その人の「ご機嫌のよさ」に笑い転げて、そして知らぬまに癒され、少しずつ巻き込まれていきました。
なんだかやってみたくなり、動画を参考にしながら
・肉じゃが
・にんじんしりしり
・きゅうりの酢のもの
・3色そぼろ弁当
などを次々と作ってみました。
美味しくできたので、食べる瞬間も気分が上がってくるのがわかりました。
口に入るものを変えるだけで、こんなに気分がよくなるのか・・・と思いました。
そしてようやく元気が戻ってきました。
今日は職場に出かける時に、秋が「待っていたよ!」と私に言ってくれているような気がしました。
最初にお目にかかった秋は自転車のカゴにくっついていたカマキリ殿でした。
スマフォのカメラを近づけたら、体を急に反らして威嚇してきました。
カマキリや、トンボの目がちょっと苦手な私は「この距離が限界」と思い、早々にシャッターをきりました。
少し進むと、無人販売の棚に美味しそうなみかんが並んでいました。
真っ青で酸っぱいみかんが大好きだった子どもの頃を思い出しました。
今じゃそんなにムシャムシャ食べられないよ。
わんぱくすぎて、酸っぱいものを食べて疲れをとってエネルギーをチャージしていたのだろうか!?
少し回り道をして職場に向かう途中、こんな景色に遭遇しました。
道の左側の田んぼはすでに稲を刈り取っていて、
右側はこれから刈るのでしょう。
2色の絨毯の中を車で走り抜けていきました。
空もすっかり秋の空です。
秋を感じる今この瞬間に、自分が間に合って良かったと思いました。
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